訪問看護ステーションとは?料金は?何をしてくれる?

訪問看護ステーションとはどのようなサービスなのでしょうか。
今回は全国に広がる訪問看護ステーションの役割や費用などをご紹介します。

訪問看護ステーションとは公的介護保険制度下で利用できるサービスです。

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そもそも介護保険制度とは?

訪問看護ステーションのご紹介の前に介護保険制度とは何か。簡単にご説明します。介護保険制度とは平成12年(ですから今から18年前)に国の制度として始まり介護を必要としているご老人等を社会全体で支える仕組みにしようと始まりました。

介護保険制度は社会保障費のうち年金・医療につぐ国の制度で人生のピンチを国民全体で支えることが目的です。

介護保険制度の財源は国や都道府県の税金や40歳以上の国民の保険料でまかなわれています。40歳以上の方々は給与明細をご覧ください。「介護保険料」という名目で毎月引かれているはずです。

介護保険制度の窓口は区市町村の役場になります。介護保険証を発行しています。

介護保険制度は加齢により体が衰えても、生活の質を低下させることなく快適に老後を送れるようにするために、さまざまな介護サービスが準備されています。

有名なところではホームヘルパー(介護の有資格者が自宅を訪問し入浴や排泄・食事・掃除や洗濯をサポート)やデイサービスがあり、みなさんも聞いたことがあると思います。

介護保険サービスをどう捉える?

介護保険サービスは大きく分けて2つに分類できます。
①住み慣れたご自宅で生活を継続するために利用する介護保険サービス
②同居されているご家族の生活スタイルや遠方に住まわれていることで両親の介護が難しい場合に老人ホームを利用する介護保険サービスがあります。

ホームヘルパーやデイサービスは①に該当し訪問看護ステーションも同様に①のサービスに分類されます。

超高齢社会

みなさん2025年問題をご存知ですか。この国の3人に1人が65歳以上となる社会に突入します。

そうなるとどうゆう暮らしが待っているか。体を壊して入院する必要があっても病院のベットは高齢者の方々で埋め尽くされてしまうことになります。

そうなると適切な医療が受けられない人々が増え命を落とすことになるかもしれません。国はそうならないために高齢者医療は病院ではなく、ご自宅で行うシステムへと再編しようとしています。

つまりご自宅に医師や看護師、歯科医、薬剤師、介護福祉士、ケアマネージャー等が訪問するようになります。このことを「地域包括ケアシステム」と呼んでいます。

今後訪問看護の仕事は益々社会から求められるサービスとなるでしょう。

前回の記事「介護療養型医療施設」に細かく記載しましたが訪問看護はご自宅に訪問し在宅医療の管理を行います。末期がん患者の痛みのコントロールなども看てくれます。

在宅医療とは胃ろうや在宅酸素療法、人工肛門、インスリン注射、ハルーンカテーテル、気管切開、吸引、経鼻経管栄養などを指します。

これらの医療は治療ではありません。病気を治すのではなく生きるため、今日明日の生活を持続させるために受ける医療です。

訪問看護はご自宅で血圧や体温を測定するだけが仕事ではありません。

訪問看護の知られていない仕事

訪問看護師は在宅医療などの全身管理を行います。一方でオムツ交換や入浴介助はホームヘルパーが担当するイメージはございませんか。

実は訪問看護はオムツ交換や入浴介助なども対応可能です。ご老人の安心な生活を支える貴重な存在ですね。

訪問看護師はどこにいる?

そんな訪問看護師は地域の「訪問看護ステーション」という名の事業所に所属しています。
区市町村の介護保険の窓口に連絡すれば最寄りの訪問看護ステーションを紹介してくれます。

他の介護保険サービスと違う点

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介護保険サービスを利用するためにはお住まいの区市町村から介護認定を受ける必要があります。つまり現在の高齢者の介護の必要度をランクに分けそのランクに応じて介護保険サービスを利用できます。

介護認定が下りれば介護サービス費の7割~9割はサービス利用者に代わって区市町村が支払ってくれます。

介護認定は7ランクあり、要支援1→要支援2→要介護1→要介護2→要介護3→要介護4→要介護5となります。要介護5は寝たきりのご老人と理解ください。

その中で訪問看護は介護認定を受けていなくても医療保険で利用することができます。
もし医療保険が使え、介護保険認定も受けている場合、介護保険が優先されてサービスを利用することになります。

24時間訪問可

訪問看護ステーションによっては夜間の緊急時も駆けつけてくれます。
※訪問看護サービスを利用するためには訪問看護ステーションに直接連絡すれば利用できる訳ではなく、地域のケアマネージャーが介護計画を作成しその計画の中で訪問看護を位置付けることで利用可能となります。

『ご本人やご家族→区市町村に連絡→ケアマネージャー事業所を紹介→訪問看護ステーションサービスの利用』という流れです。また訪問看護を利用するために主治医から出される指示書が必要となります。

主治医から訪問看護師へこうゆう医療をしなさいという細かなプランです。

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訪問看護の費用は?

1割負担 2割負担 3割負担
要介護1 約16,000円 約32,000円 約48,000円
要介護2 約19,000円 約38,000円 約57,000円
要介護3 約26,000円 約52,000円 約78,000円
要介護4 約30,000円 約60,000円 約90,000円
要介護5 約36,000円 約72,000円 約108,000円

各費用が毎月かかる訳ではありません。1月に何回訪問看護師が訪問するかその日数などで変わります。最高額と認識ください。
※1割か2割か3割負担かは区市町村が介護を必要とされているご老人の年間所得を参考に決めています。3割負担の方はそれだけ所得があるという判断となります。

誰しも住み慣れた我が家で生活していきたいはずです。介護保険サービスを活用しそんなご両親の想いを大切にしていきたいですね。

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