デイサービスとは?レクの意味、看護師の仕事内容をご紹介

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あと7年。

日本の形が大きく変容しようとしている。2025年まで7年を切ってしまった。日本の7年後を少し想像してもらいたい。
団塊の世代が75歳を超え国民の3人に1人が65歳以上となる世の中となる。これは紛れもない事実である。

「私には関係ない」「僕はまだ介護を受ける年齢ではない」そう受け止めている若い方々も聞いてほしい。
現在の公的介護保険制度は満40歳に到達した瞬間、給与明細から強制的に「介護保険料」が引かれているが、とかく財源が追いついていない。

安倍総理は2019年10月に消費財を8%から10%に引き上げることを表明した。これまで何度か引き上げが延期となってきたが、軽減税率の話しもここに来て具現化されており今度は「本気」であろう。
しかしながら10%に増税となったとしても介護を含む社会保障費はそれでも足りない計算だ。

今後想定されるのは「介護保険制度上の第2号被保険者(40歳~64歳)の年齢を引き下げ、30代の国民からも介護保険料を負担してもらおう」となる可能性さえある。アベノミクスの効果により民主党から自民党に政権移行した当時の株価は8,000円台であったが、現在(2018年11月)の株価は24,000円台に到達するまでに至っている。

経済が回復傾向にある一方で「格差社会」がこの国に当たり前のように浸透しようとしている。若い世代の富裕層から介護保険料を強制徴収することは理にかなっているいるが、更に貧困層からも介護保険料を徴収させる世の中となったとき、若い世代の生活は益々ひっ迫することは容易に想像がつく。。。
「私には関係ない」「僕はまだ介護を受ける年齢ではない」若い世代の政治離れは、実は若い世代自身の首を絞める結果となる。国会では無関心な若者の陰で着々と国に取って都合の良いルールが立法化されている。

政府与党からすれば、政治や国に無関心な若者が多い方が実は都合がいいのだ。若者の投票率が毎回低いことがいかに危険か考えるべきである。

現在18歳から選挙権、投票権がある。「1票」という国民が等しく持ち合わせている権利を行使し国会に突きつけることが日本の利口な若者の唯一の対抗手段であることをもう一度認識し自己改革してほしい。

前置きが長くなったが、日本社会の喫緊の課題である高齢者介護について介護を人並みに見てきた私から介護保険サービスの深いところをご案内してまいりたい。

介護保険サービスと聞くと何を連想するであろうか。
今回はその代表格である「デイサービス」とは、レクリエーション?、看護師の仕事内容?、費用は?目的などについてご紹介します。

デイサービスとは

ご家庭で二世帯同居をされている方々がいる。父親や母親とその子供が1つ屋根の下で生計を共にしている中で、子供たちは昼間仕事やパートに出かける家庭がほとんどであろう。

子供たちが仕事で留守にする中で体が衰えた親の食事、洗濯、トイレの世話、転んで身動きがとれない状況になっていたらと、心配は尽きない。

そんな時に役に立つのが通所介護、いわゆるデイサービスである。介護者である子供たちが家を空ける昼間、親をデイサービスという事業所で預かり夕方ご自宅まで送り届けてくれる。

何をしてくれる?

足しにわたるが、そこに常駐しているスタッフの情報からご案内する。デイサービスには介護の国家資格である介護福祉士や看護師、調理師などが基本的に介護を提供する。

またリハビリテーションのプロである理学療法士(全般的なリハビリテーションアプローチ)や作業療法士(物を活用するリハプログラム)、言語聴覚士(脳梗塞などで話すことに障害がある方の言葉のリハビリを担当)など、あん摩マッサージ指圧師がいるデイサービスもある。

各専門職がチームとなりご老人の介護計画に沿ってご老人の生活が楽になるよう仕事に就いている。

内容は昼食提供・排泄介助・入浴支援・レクリエーション・お昼寝・ベットから車いすへの移動介助・薬の管理・軟膏を患部に塗る・排便コントロール・リハビリテーションといったところである。

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レクリエーション

レクリエーションとリハビリテーションの違いを良く聞かれるが明確な違いがある。リハビリテーションの1アプローチ方法にレクリエーションがあると思っていただきたい。

1人肩が痛くて手が上がらないご老人がいたとする。しかしそのまま動かさないと益々関節は硬くなり日常生活に支障をきたすこととなる。そこで登場するのがレクリエーションだ。レクリエーションとは「遊び(競争)」を通して無意識に体を動かさせるアプローチである。

例えば風船バレー。手作りのコートを作りチームに分け風船を床に落とさないように競争をしていただく。それまで肩が痛いと言っていたご老人が競争になると一生懸命に手を上下に動かす。「勝ちたい」「負けたくない」という人間の本能がバイアスを取り払い(年だから手足が動かないという先入観)、結果としてリハビリテーションとなるのだ。

レクリエーションを「遊び」と勘違いしているご老人も多いが、またスタッフもレクリエーションの意義を誤解している方も多い。遊びなどではない、列記としたリハビリテーションである。

看護師の仕事内容

次に看護師の仕事内容をご説明する。
看護師といえば病院で医師の仕事を補助する業種である。体の身体測定(体温や血圧、脈拍など)・採血・点滴・看護記録・検査補助・投薬管理などであろう。

基本的な仕事内容はデイサービスでも同じであるが、1つ明確な違いがある。それは医師との距離である。病院やクリニックには医師が常駐しており、患者の身体悪化時に看護師はすぐに医師に相談できる環境下にあり医師の指示で医療行為を行える。

一方でデイサービスには医師は常駐していない。ご老人の身体変化時に看護師は看護の方向性を自ら判断しなければならない。つまりデイサービスに勤務する看護師は一定の看護歴があり、経験値がないと精神的に追い込まれることとなり得る。

老人看護の本質

看護師は養成所卒業後医療機関に就職するパターンが圧倒的である。医療機関の各科に配属される訳だが、医療機関の医療体制を想像してもらいたい。

病院には医師や看護師の他に薬剤師・コメディカルという検査技師やレントゲン技師・リハ職・掃除担当なども集まっている。つまりみな自分の担当する仕事に率先できる環境下で、縦割りに仕事をこなしている。その事を悪いこととは思わないが、デイサービスなどの介護施設では病院のような各専門職が配置されている訳ではない。

その中で看護師が医療機関のような縦割りな仕事をしてはどうなるであろうか。連携不足から利用されているご老人が迷惑する結果となるであろう。

老人看護において、看護師はトータルにご老人を看る必要がある。「看護師の私がなぜご老人のレクリエーションに付き合わなければならないのか」では回らない。お茶出しに洗濯掃除などご老人をトータルに支援する姿勢が求められる。

またここが老人看護のやりがいになる。医療機関は縦割りなため専門外の仕事には介入できず、患者さん1人1人を真の意味で支えることができるのは老人看護であり、1人の人生の最期に寄り添う、心と心のやり取りができるすばらしい仕事である。

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費用は?

介護保険制度において費用負担は制度スタート以来1割り負担であったが、2015年8月より一定の所得のあるご老人は2割り負担。今年2018年からは3割り負担となった。

介護費用 1割~3割
昼食代 1食500円前後×月の食事回数

↓介護費用↓

1割負担 ~約36,000円/月
2割負担 ~約72,000円/月
3割負担 ~約108,000円/月

何割負担かは住民票のある区市町村が1人1人の源泉徴収票や確定申告による納税額などを基準に決定している。また何割負担かは1年ごとに区市町村が見直しをする。

ご自宅⇔デイサービス間の送迎費は?

送り迎え送迎費は上記の介護費の中に含まれている。

介護費は一律ではない

先ほどの介護費を見てもらいたい。例えば1割負担の場合約36,000円/月の負担となっているが、あくまでも最大で36,000円まで負担する可能性があるということだ。

つまりデイサービスを週に何回利用するのか、介護度のランク(要支援1,2 要介護1,2,3,4,5)によっても変わる。つまり1割り負担のご老人は5,000円の人もいれば18,000円の人も、最高で36,000円を負担する人もいると理解していただきたい。

どのくらいサービスを利用するかは、また違う専門職であるケアマネージャーという職種がご本人と相談しながら決めることとなる。※ケアマネージャーのご紹介はまた違うページで行う予定である。

目的

デイサービスの目的は
①同居されている息子、娘の介護ストレスからの開放。
②施設に入らず自宅での生活の継続。

同居されている息子、娘の介護ストレスからの開放。

このことは専門用語でレスパイトケアという。
同居されている息子、娘は仕事や家のこと、その他に親の介護まで担うこととなる。

身体的精神的ストレスは計り知れない。自身のライフスタイルも維持するために一定時間、介護から離れることは極めて重要なこととなる。

介護から離れる時間があるから介護をすることができるのだ。

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施設に入らず自宅での生活の継続。

今介護施設は満杯状態である。よく「施設に入るのには何年も待ちの状態」と報道などで耳にすることはないだろうか。

介護施設のベットの空きもないがデイサービスの目的は住み慣れた我が家での生活の継続なのだ。そのために日中介護環境の整ったデイサービスがある。

そこでリハビリテーションやレクリエーションなどを受けて加齢による体の衰えを予防し自宅で元気に生活することが狙いである。

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